読書記録 2022年8月

今月は、地形にはまってしまった。東京の地形は、調べれば調べるほどおもしろく、バーチャルなwebの空間で地図を眺めながら、実際の実地での地形をその土地に刻まれた歴史を感じてみたくなった。相変わらず、探索する時間が欲しいです。

8月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1334
ナイス数:143

東京スリバチ地形入門東京スリバチ地形入門
東京の谷と台地のスリバチ地形を文章でまとめられていて、他の本での地図で視覚化された情報では各論となって拡散されがちだった内容を、特徴付けられるポイントとしてより整理できた。また、地形だけでなく、その背景にある暮らしのなかの生活や歴史が色濃く反映されている視点についてもいろいろな方がトピックスとして挙げており、街歩きする時の土地を知る楽しみ方が大きく広がった。(感想
読了日:2022年08月30日 著者:皆川 典久


東京スリバチの達人 分水嶺東京南部編東京スリバチの達人 分水嶺東京北部編
今回も現在の地図と過去の地図を重ね合わせて、地形の変化や建物の変化など東京の土地の変遷を知ることが出来た。人々がどんな場所に、どのようなものを作って来たのか、意図や感覚を感じることが出来た。東京区部の南部も見所が多く、暗渠から水源を辿り云われを知るような、気付きのある散歩が出来そう。(感想
読了日:2022年08月25日 著者:皆川 典久


東京スリバチの達人 分水嶺東京北部編東京スリバチの達人 分水嶺東京北部編
今回は現在の地図の高低差やスリバチたけでなく、明治時代、さらには江戸時代の地図を重ね合わせて、土地の変遷を見ていくことで変化を楽しむことが出来た。いわゆる云われというものがどのように創られて来たのか、その点も辿ることが出来て興味深かった。東京の北部の内容で、続編が南部で引き続き楽しみ。(感想
読了日:2022年08月20日 著者:皆川 典久


凹凸を楽しむ 東京「スリバチ」地形散歩 多摩武蔵野編凹凸を楽しむ 東京「スリバチ」地形散歩 多摩武蔵野編
今度は東京の東端からに西に向かい、武蔵野台地のスリバチ地形散歩であった。台地というと何もないようだが、スリバチコードから辿る湧水や谷戸、崖の存在はおもしろかった。標高50mのオアシスやいにしえの扇状地のようなキーワードも魅力的で、それぞれの土地の云われを知ってみたくなった。(感想
読了日:2022年08月16日 著者:皆川 典久, 真貝 康之


凹凸を楽しむ 東京「スリバチ」地形散歩2凹凸を楽しむ 東京「スリバチ」地形散歩2
前回の内容よりもさらにスリバチ地形についての記述や説明が詳しく解りやすくなっている。東京の谷戸、窪地、暗渠などちょっとした高低差に過去の土地の歴史が現れていることに、東京、江戸の名残がこんなにも残されていることに気が付き、改めて街の散策が楽しくなりそうだ。(感想
読了日:2022年08月16日 著者:皆川 典久


流浪の月流浪の月
はじめのうちは、ネガティブな感情が多く引き起こされ、なかなか読むことが辛いことも多かったが、ある時からまるで何かが吹っ切れたように、一気に話が進んだ感覚だった。事実は真実と異なる、真実を知るのは当事者たけかもしれないし、本人だけかもしれない。そんな価値観があることを忘れないで生きたい。(感想
読了日:2022年08月05日 著者:凪良 ゆう

読書メーター