動画撮影の手軽で高性能なカメラの検討
量販店でデジカメエリアを見てみると、動画撮影用のカメラが多く出されているようで、気になりました。特にzoomなどで映像や音声をよく動画配信できたらと、ずっと思っていたのですが、結構値段もするし...ということで躊躇していましたが、使いやすそうな機種が出てきているので検討してみたくなりました。
いわゆるVLOG系のカメラですが、レンズ一体のものレンズ交換のタイプがあるようですね。
今回選ぶポイント
- 動画の配信が可能
- APS-C以上の大きさのセンサー
- 10万を越えないくらいの価格
レンズ一体タイプ
レンズ一体タイプは、今までのデジカメのように電源をONにするとレンズが飛び出てくるようなタイプのものです。
Sony VLOGCAM ZV-1 II:広角で広く画角が取れるのが良さそう。9万円台。
Canon PowerShot V10:211gと小さく扱いやすそう。5万円台。
GoPro HERO11 BLACK:とても小さくアクティビティーが楽しそう。5万円台。
レンズ交換タイプ
ミラーレスカメラですが、レンズ交換できるタイプ。いろいろなレンズが使えることと、交換レンズにより効果的にぼかしができそう。
Sony VLOGCAMTM ZV-E10:ピント移動や音声など必要なものが揃う。8万円台。
Canon EOS R50:動画機能に加えて写真機能が充実。9万円台。
Panasonic LUMIX G99D:動画に強く、写真も十分きれい。9万円台。
Nikon Z 30:静止画、動画とも十分きれい。8万円台。
今回選ぶポイントにある様に、予算面の制限や映像もYoutubeのようなインターネット配信レベルをきれいに行ってみたいことなのですが、どれにしようか迷いどころです。
読書記録 2023年7月
なかなか本を読むタイミングが見つからなかったのですが、少し意識して本を読み始めました。分野は多岐に渡った感じになりましたが、今の興味を反映しているところと思います。読みたい本はいろいろとありますが、少しずつ読んでいきたいと思います。
7月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2100
ナイス数:337
カラー図説 生命の大進化40億年史 古生代編 生命はいかに誕生し、多様化したのか (ブルーバックス)
地球上の生物の進化のお話はおもしろいのですが、いつも登場生物の多様さと名前に混乱してしまい、世紀の名前もなかなか覚えられないでいましたが、今回この本では特に古生代に注目してじっくりと知ることが出来ました。特にほとんど全ての古生物の想像図のイラストだけでなく、化石標本もひとつひとつ提示していて、またまだ続くであろう古代の生物への研究と推測の楽しさを一緒に感じることが出来ました。
読了日:07月31日 著者:土屋 健
アメリカの大学生が学んでいる本物の教養 (SB新書 605)
教養の考え方が日本とアメリカでどのように違っているのか、興味を持って読んでみました。教養というと何でもかんでも知っていて、物知りというイメージはあるのですが、アメリカでの教養には目的指向性のようなものがあり、より実際的なものとしての価値観があるように感ました。知ることだけで満足していないで、より深く探究することの人間としての格好よさみたいなものが、本物にはあるように感じました。
読了日:07月29日 著者:斉藤 淳
人間失格 (角川文庫)
久しぶりに読み直してみた。冒頭の三葉の写真や三つの手記、最期の回想などの構成は、今まではあまり感じなかったが、全体のプロットが印象付けられており、映画のような映像的な迫力を新しく感じた。また基本ダメ人間ではあるものの、どこか憎めなさの存在により、誰にでもあるような世間との馴染み難さを肯定していくところもあり、この人間の反面さの本書での表現が太宰の生き方の深さを改めて感じるところだった。
読了日:07月22日 著者:太宰 治
からだを読む (ちくま新書)
ひとのからだ、本書では特に消化器についての丁寧なお話はおもしろい。実物をみてそのものを観察するときに、思い込みや先入観があったことを思い知り、またヒトは生物の一つにすぎないということも思い知る。そのようなフラットな見方、考え方は物事に対する大切な接し方で、養老先生の一見斜に構えているような見方も、原点を辿ると考えに確かにと思える点も多かった。消化器だけでなく、他のからだの仕組みももっと知りたいと思った。
読了日:07月19日 著者:養老 孟司
疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)
今の日本の中で何かをするときにはこのようにしなければいけないという縛りを感じ疲れてしまうが、本当に大切なことなのか視野を広げ、外部から届く声に静かに耳を傾ける感覚が大事と思った。自分も他人も傷つけない型というものがわかっていれば、コミュニケーションや生き方、考え方が変わって来るのかもしれなく、また読み返してみたいと思った。
読了日:07月14日 著者:内田 樹
漫画版 日本の歴史(2) 大和政権と天皇の世紀 ―古墳時代2・飛鳥時代・奈良時代― (集英社文庫)
万葉集を見てみていたら、なんだか飛鳥時代や奈良時代を知りたくなり急遽読んでみた。歴史的事実の裏側にある、いろいろなゴタゴタや感情の交錯など、万葉集とリンクさせることで、当時の状況が立体的に浮かび上がって来るように感じた。ロマンを求める時代ではあり、この本のなかではマイルドには書かれているが、謀殺が横行していた権力争いのシュールな時代をよりリアルに感じてしまった。
読了日:07月09日 著者:
万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)
源実朝の短歌の原点が万葉集ということで、まずは解説のあるものをと思い読んでみたが、さまざまな歌からの溢れる気持ち感じることが出来た。万葉集は実直に表現されており、当時の感覚を追体験出来るようであった。飛鳥時代、奈良時代の政争が多かった時代の歴史的な事実だけではない、当時の人の感覚を感じることが出来る凄さを感じた。
読了日:07月07日 著者:
読書メーター
読書記録 2023年6月
今年に入ってから読書量が落ちてしまい、本ばかり増えている状態です。また少し読み始めることが出来てきましたので、進めたいと思います。科学の世界が舞台のノンフィクションとフィクションの本ですが、どちらも読み甲斐がありました。引き続きジャンルにとらわれず、気持ちのまま読んでいきたいと思います。
6月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:1019
ナイス数:39
すべてがFになる (講談社文庫)
タイトルに興味を感じ手にとってみたが、近未来に起こりそうなある種のリアリティを感じるよくできている小説だった。天才科学者やそれを推理する学生や先生の構図はよくあると思うが、孤独の数字やB,DそしてFといった視点の付け方が、はかなくそして現実なものとしての感覚を生んでいるのかもしれない。(感想)
読了日:06月30日 著者:森 博嗣
フェルマーの最終定理 (新潮文庫)
何百年もかけて稀有な数学の定理の証明を、試行錯誤を繰り返しながら、人生を賭けながら行おうとしている数学者たちの生々しい話しはとてもリアルで知的好奇心をそそられた。単なる現在知られている理論からの導きだけでは解くことができず、新しい定理の開発とそれらの組み合わせによって実現出来たことも、おもしろかった。無限というものをどのように扱うのか、見え隠れする数学のおもしろさを感じることが出来た。(感想)
春の行きたい美術展
昨年からおもしろそうな美術展が様々に開催されていて、今春もなかなかそそられる美術展が開催されてるようで、メモしておこう。コロナが落ち着いてきて、蓄積されたアイデアがいよいよ実現というところでしょうか。
国立近代美術館の企画展 ー重要文化財の秘密ー
日本の明治以降の絵画には、一度は見てみたいものがいろいろとあったのですが、国立近代美術館の企画展「重要文化財の秘密」で一堂に集まっていて凄そう。あの鮭や、あの波、そしてあの黒猫などが一気に見られるようです(ただ黒猫は最後の一週間のみみたいですが)。
わくわく感が止まらないのですが、同時開催の常設展やイベントもおもしろそうで、気合が入っている感じがあります。千鳥ヶ淵で桜の散歩と同時の楽しみも出来そうですね。
https://www.momat.go.jp/extra/2023/springfest/
山種美術館の特別展 ー富士と桜ー
春の陽気が一気に来ており今年の桜の開花は早いようですが、日本の絵画の桜や富士はとても美しい!と感じさせるような、期待を持たせる展示です。江戸時代から富士山をどのようにみていたのか、有名な北斎の冨嶽三十六景の赤富士のほかにも、大観や春草の不二や桜も見てみたいです。
2月余りの展示期間で、上手く見行けるタイミングを作りたいところです。
読書記録 2023年1月
部屋を整理していたら出てきた、サンテグジュペリの夜間飛行が気になり読んでみました。こちらは以前入院した際に一人で読んでわくわくはらはらした本でしたが、改めて読む良さを十分に感じることが出来ました。少し本を読む時間も取りにくくなってきているのですが、なんとか確保して読んでいきたいと思います。
1月の読書メーター
読んだ本の数:1
読んだページ数:334
ナイス数:11
夜間飛行 (新潮文庫)
やっと飛行機が社会で活用されてきた20世紀のはじめの頃、郵便物に飛行機を活用しようとしていた現場は、冒険に満ちたものだった。自らの仕事と生活を規律におくハードボイルドで愛に満ちた2つの物語は、ネガティブな感情と戦いながらも真の生き方を探す旅だったのかもしれない。(感想)
読書記録 2022年12月
今月はなかなか進まなかったのですが、先月から続いている近代日本文学の名作の読み直しを引き続き続けています。太宰の走れメロスはやはり力強かった。太平洋戦争に突入する制約を受ける時代背景のなか、発禁にならないように、でも自身の文学を表現すしていきたいという熱い情熱を感じた。他の作品での小説家の皮肉さとの対比は人間らしく、太宰という人間である作家の色を強く感じる作品集であった。
12月の読書メーター
読んだ本の数:1
読んだページ数:272
ナイス数:40
走れメロス (角川文庫)
太宰の思考が小説に色濃く反映され、感覚が侵食されるように感じるほど、ニヒルで刺激的であった。走れメロスは、やはりよかった。単なる正義もの根性ものだけではない、人間の葛藤はこころに滲みた。戦中の制約はあっただろうが、ダメ人間と相関するような繊細さが裏側にあるように感じることができた。(感想)
読書記録 2022年11月
今月は、近代日本文学の名作の読み直しをしてみましたが、以前読んだ時とは違う感覚や視点を持つことができました。明治、大正、昭和の時代背景を色濃く含み、その中から人間の本質や自然との関りを物語の中で構築していく作者たちの力はやはりすごいと思いました。この時代の作品もまた注目していきたいところです。
11月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:664
ナイス数:63
注文の多い料理店 (角川文庫クラシックス)
人間は自然の世界に対して、対等あるいは小さなものであり、動物たちだけでなく、森や風や雪のような人間を越えるような自然の中の端っこでの生きている存在といて描かれている。それは、注文の多い料理店のように自分を越えた存在であったり、鹿踊りやかしわばやしや水仙月の雪童子のように、自分の知らない世界の法則があり大切にすべき世界観として輝いていた。(感想)
読了日:11月20日 著者:宮沢 賢治
雪国 (新潮文庫)
物語は昭和のはじめの越後湯沢を舞台としているが、冒頭の文章から、五感をはじめ、さまざまな情緒が鮮やかな色として、情景に映し出されている文章が読みやすく綺麗だった。苦労を知らない人生をただ生きているだけの男と、人生を懸命に生きている二人の女との、時々何かが引っ掛かる時の言葉の色に、何とも言えないきらめきが瞬いていた。(感想)
読了日:11月09日 著者:川端 康成
斜陽
仄かな明るさと深い暗さの漂うストーリーだったが、解説などで背景を知ることにより明るさ、暗さの源が登場人物から浮き上がっていることを知ることが出来た。少しひねくれているような人生の捉え方の裏にある、本当のその人の生き方というものへの理解も必要なものと感じた。(感想)
読了日:11月01日 著者:太宰治
読書メーター