読書記録 2022年7月

 今月は、本棚の中から取り出したO・ヘンリーの短編集を懐かしく読みました。また、映画の公開が近づいているタングのロボットシリーズを2編読みました。時代を越えて、人というものの良さというものは何だろうと感じるところが多かったです。

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7月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1362
ナイス数:70

O・ヘンリ短編集 (2) (新潮文庫)O・ヘンリ短編集 (2) (新潮文庫)
今回も日常の中の些細な活動が、人生に大きく影響をしたり、しなかったり、その中での心の機微が面白かった。賢者の贈り物、マディソン・スクエア・アラビアン・ナイト、運命の道が良かった。どちらかというと、ハッピーエンドのお伽噺ではなく、人生成るようにしかならないさ、そのなかでも大切なものを大切にしていこうよ、というメッセージを感じることが出来た。(感想
読了日:2022年07月16日 著者:O・ヘンリ


ロボット・イン・ザ・ハウス (小学館文庫)ロボット・イン・ザ・ハウス (小学館文庫)
今回も実際にタングやジャスミンがいたら、楽しいだろうなと思うことばかりだった。絆が深まるとはこのようなこと、というようなどこの何よりも純粋なホームドラマのようだった。ロボットだからこそ、余計に人間らしい行動や思考の意味合いを表現して来るときに、気づかされることも多いのかもしれない。何だか優しくなれたような気がする。(感想
読了日:2022年07月12日 著者:デボラ インストール


O・ヘンリ短編集 (1) (新潮文庫)O・ヘンリ短編集 (1) (新潮文庫)
短編で完結するストーリーのおもしろさを十分楽しめた。以前の自分ではなかなか読みきれなかった人間の機微が、今では以前よりもわかるようになっているようで、感じることが出来た。「よみがえった改心」や「警官と賛美歌」は良くできており、「アラカルトの春」のうち間違いや「水車のある教会」の小麦粉をひっかぶる風景はノスタルジックのある、今では失われているようなストーリーを思い出された。引き続き続刊が楽しみ。(感想
読了日:2022年07月07日 著者:O・ヘンリ


ロボット・イン・ザ・ガーデン (小学館文庫)ロボット・イン・ザ・ガーデン (小学館文庫)
ロボットの出来損ないに見えるタングと、どんな有能なアンドロイドより、一緒にいることが愉快で楽しいと感じるベンとのやりとりが、かわいくおもしろかった。タングの持っている振る舞いや人間らしさから気づかせられることも多く、ベンと同じようにそんなこともわからないのというような顔をされても許せてしまう、ロボットなのに人間らしさの真髄が散りばめられていて、おもしろかった。(感想
読了日:2022年07月01日 著者:デボラ インストール

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