読書記録 2023年6月

 今年に入ってから読書量が落ちてしまい、本ばかり増えている状態です。また少し読み始めることが出来てきましたので、進めたいと思います。科学の世界が舞台のノンフィクションとフィクションの本ですが、どちらも読み甲斐がありました。引き続きジャンルにとらわれず、気持ちのまま読んでいきたいと思います。

 

6月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:1019
ナイス数:39

すべてがFになる (講談社文庫)すべてがFになる (講談社文庫)
タイトルに興味を感じ手にとってみたが、近未来に起こりそうなある種のリアリティを感じるよくできている小説だった。天才科学者やそれを推理する学生や先生の構図はよくあると思うが、孤独の数字やB,DそしてFといった視点の付け方が、はかなくそして現実なものとしての感覚を生んでいるのかもしれない。(感想

読了日:06月30日 著者:森 博嗣


フェルマーの最終定理 (新潮文庫)フェルマーの最終定理 (新潮文庫)
何百年もかけて稀有な数学の定理の証明を、試行錯誤を繰り返しながら、人生を賭けながら行おうとしている数学者たちの生々しい話しはとてもリアルで知的好奇心をそそられた。単なる現在知られている理論からの導きだけでは解くことができず、新しい定理の開発とそれらの組み合わせによって実現出来たことも、おもしろかった。無限というものをどのように扱うのか、見え隠れする数学のおもしろさを感じることが出来た。(感想

読了日:06月16日 著者:サイモン シン

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