映画「スパイの妻」を観ました

  以前録画してあった映画、スパイの妻(2020)を観ていました。

****************

太平洋戦争が始まる前の1930年代を舞台にした、少し暗いストーリー。神戸、貿易商、満州...というだけでもきな臭いものがありますが、そこに731部隊の存在が絡み、本当の正義を模索していきますが、それぞれの立場で意図は異なってきます。

実写映像も交えているのかな、インパクトとスリリングな展開として、終わりの引きずりも様々な想像がつき、実際は明確にしていないものの、信じることや生き方を考えさせられます。

何を考えているかわからない貿易会社社長の高橋一生、奔放な妻の蒼井優は、このような役とても当てはまります。

このような場面設定は、手塚治虫アドルフに告ぐ(1983)のような時代の暗さとその時代に生きる盲目な怖さを感じますが、現代の世界のとある場所ではこのようなことも起こっているのでしょうか。